内視鏡室ではNBI、経鼻内視鏡を含む胃カメラ、大腸ファイバーを常時行なっています。また、毎週土曜日にも行なっていますので、平日来院できない患者様は是非ご利用下さい。
口から内視鏡を挿入 (経口法) する代わりに、外径約5mm のとても細い内視鏡 (通常の内視鏡は約9mm) を鼻から挿入する、 5 ‒ 10 分程で終わる検査です。
内視鏡が舌の付け根を通らず、のどにも触れないので、検査時の吐き気・不快感が大幅に軽減されます。 両方の検査経験のある人は、ほぼ全員が「経鼻法の方が苦しくない」と評価しています。 苦痛が少ないため強い麻酔の必要がなく、検査後直ぐに帰宅することができます。 検査中も、モニターに映し出される自分の胃の映像を見ながら、医師と会話をすることができます。 経口法で強い嘔吐反射を認めた人、通過障害や開口障害のある人、誤嚥性肺炎を引き起こす可能性の高い高齢者でも行うこ とができます。
一方で、鼻に違和感や痛みを感じることがあり、鼻血がでたり ( 3 ‒ 4%)、患者様の状態によっては鼻からの挿入が困難な場合 もあります。
経鼻法は、健康診断や定期検査等のスクリーニングを目的で使用するには問題がありませんが、病気のある人や胃のレント ゲン検査で異常を指摘された人への検査は、経口法の方が適切である場合もあります。
図1 真ん中が経鼻法で使用する内視鏡
図2 経口挿入と経鼻挿入
粘膜表層の血管と上皮の形態をより強調して描出する、光学的な画像強調技術です。
血液に強く吸収される光と、粘膜で強く反射・散乱される光として、青色光 (波長415nm) と緑色光 (540nm) を利用しています。 これにより、通常光による観察では見えにくかった病変の早期発見・診断が可能になります。
粘膜刺激の強いヨード染色や色素散布を施行することが減少し、患者様の身体的負担が軽減します。経鼻法でも、NBI を施行することができます。内視鏡検査に対して抵抗感・恐怖感等をお持ちの方が多いかもしれませんが、がんは早期に発見・治療をすれば治る可能性がとても高くなります。より負担の少ない経鼻法、より診断能力の高いNBI を、一度試してみてください。
食堂の通常光観察画像と狭帯域光観察画像
<症例説明>狭帯域光観察では、粘膜表層の毛細血管が強調されて表示されます。