医療法人社団 陽和会
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武蔵野市・三鷹市・東京西部・多摩地域の内科、外科、整形外科、泌尿器科、リハビリテーション科、放射線科、訪問診療科、専門外来なら陽和会病院

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泌尿器科

泌尿器科泌尿器科

泌尿器科は腎臓から膀胱、尿道、前立腺、生殖器の疾患、および性感染症を扱う診療科です。 そのほか高血圧の原因にもなる副腎腫瘍の手術治療も行います。当科では速やかで的確な診断と患者様に優しい低侵襲治療をテーマとして日々努力しています。 尿路結石治療では、体外衝撃波砕石治療、内視鏡レーザー治療のほか、腎の大きな結石に対する経皮的内視鏡手術などにより、あらゆる部位やタイプ、 治療困難な結石にも対応しています。尿路がんの治療では、一部の進行がんを除いて内視鏡、腹腔鏡を用いた手術を行っており、 低侵襲、早期回復と機能温存を最重点としています。特に、腎がん、腎盂尿管がん、前立腺がんでは腹腔鏡による手術をほぼ全例に行っています。 また、副腎腫瘍や水腎症(腎盂尿管移行部狭窄症)も腹腔鏡で手術します。前立腺肥大症には、より安全性の高いレーザー核出法(HOLEP)で手術しており、 輸血の必要性はありません。当科についてのご質問等がございましたら、泌尿器科外来までご連絡下さい。

当科における部位別手術件数(2017-2021年)はこちら >
常勤医師
長倉 和彦
長倉 和彦
院長
資格
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本透析医学会認定医・指導医
経歴
慶応義塾大学医学部 昭和51年卒業
慶応義塾大学医学部客員教授
東京都泌尿器医会会長
小原 玲
小原 玲
医長
資格
日本泌尿器科学会専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡学会泌尿器腹腔鏡技術認定医
経歴
島根大学医学部 平成11年卒業
非常勤医師
松本 真由子
さくら並木クリニック院長
資格
日本泌尿器科学会専門医
日本透析医学会専門医
経歴
慶応義塾大学医学部 平成9年卒業
野中 昭一
資格
日本泌尿器科学会専門医・指導医
経歴
慶応義塾大学医学部 平成3年卒業
中井 秀郎
資格
日本泌尿器科学会専門医・指導医
経歴
慶応義塾大学医学部 昭和56年卒業
午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前 午後 午前
泌尿器科 長倉 夏山 夏山 長倉 鹿島 夏山 長倉 安水
中島 小原 野中 松本 松本 中井
(膀胱機能)
小原
午前 午後
長倉 夏山
中島
午前 午後
夏山
小原
午前 午後
長倉
野中
午前 午後
鹿島 夏山
松本
午前 午後
長倉
松本
午前 午後
安水
中井
(膀胱機能)
小原

 ★ 都合により休診・代診となる場合がありますので、必要に応じてお電話にてご確認の上、ご来院願います。
 ★ は、予約のみになります。
 ★ は女性医師です。
当院の泌尿器科では、泌尿器科疾患の診断・治療に関するセカンドオピニオンも受け付けています。 原則として、患者さまの現在の担当医が了承した上で、紹介状、必要なフィルム、データ等を持参していただきます。 予め、お電話で大まかな相談内容をお伝えいただき、時間を予約の上、ご来院下さい。相談内容が、当方の専門領域でないことが判明した場合には、 ご相談の上、対処させていただきます。尚、当方からは相談内容の説明書類をお渡ししますと同時に、相談結果として、現在の担当医に報告致します。 その内容は、原則として相談されたご本人にも開示いたします。 尚、相談に際してメモを取られることは構いませんが、音声レコーダー等での記録はお断りいたします。 また、費用については、ご予約の際にご説明いたします。

尿路結石

主な症状

腹痛、側腹部痛、背部痛、血尿、排尿困難、腎不全など

解説

腎臓や尿管などの結石(上部尿路結石)は、時に強い痛みを伴う病気で、壮年男性に多い病気です。 腎臓では血液から尿が作られますが、その際、いったんできた尿は腎臓の中で0.2-2%位になるまで濃縮されます。 その時、結石の元となる結晶ができます。ですから、暑い夏に多く、良くお酒を飲む男性や塩分を沢山取る人、水をあまり飲まない人に多く発生します。 結晶はできても、大半は流れてしまいます。たまたま腎盂内に留まり、結晶が集積して、徐々に結石になっていきます。 あるところまで大きくなって尿管に移動すると、痛みを伴う尿管結石になります。また、腎の中でそのまま成長して、 腎臓内が一杯になるまで成長したものはサンゴ状腎結石といわれ、大きなものでは5cmをこえるものもあります。 尿管結石が膀胱に落ちて、そこで大きくなると膀胱結石になり、排尿時の症状が出現しますので、これも治療の対象になります。
詳しい治療方法はこちら >

前立腺肥大症

主な症状

排尿困難、排尿の遅延、頻尿、夜間頻尿など

解説

前立腺は膀胱の直下にあって、その中心を尿道が通っています。本来の機能は精液を作ることです。 前立腺肥大症は、30代後半から前立腺の尿道周囲腺が筋繊維性の塊として徐々に大きくなり、結果として尿道を締め付けるようになり、排尿障害をきたします。 初期の段階では、α1ブロッカーといわれる薬で尿道の締め付けを緩めることができれば、でコントロールが可能です。 その他にも5α還元酵素、抗男性ホルモン薬、生薬などの治療薬が使われます。進行すると、薬ではコントロール困難になり、本人の意識とは別に、 残尿が増えて、常時膀胱に尿が溜まって、放置すれば腎機能障害を起こします。主な自覚症状は、出始めまでに時間がかかる、 排尿時間が長い、尿の切れが悪い、尿が近いなどです。薬でこれらの症状や残尿などが改善しなくなったら、内視鏡手術等の積極的治療が必要になります。 手術が困難な場合には、尿道にカテーテルを留置する方法に頼らざるを得なくなります。
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前立腺がん

主な症状

排尿困難、頻尿、排尿痛、血尿、腰痛など

解説

前立腺は男性の精液を作る臓器で、その成長や機能などは男性ホルモンに依存します。 前立腺がんは50歳以上の男性の病気で、40歳台は極めて稀です。典型的な高齢者の病気で年齢を重ねるに従って増加します。 寿命が長くなった今、男性の11人に1人は前立腺がんにかかります。 男性では、胃がん、肺がん、大腸がんも同じ程度にかかりますが、前立腺がんは進行がゆっくりで、がん死が少ないことが特徴です。
PSA(前立腺特異抗原)は前立腺特有の物質で、前立腺がんのマーカーとして使用されます。 ただし、PSAはがんに特有のマーカーではありません。他の前立腺疾患、特に前立腺炎では、異常な高値になります。 また、前立腺肥大症でも大きさに比例して上昇します。最近は、排尿障害などで受診した際の診察・ PSA検査や健康診断のPSA検査で前立腺がんが見つかる場合が増えてきました。 これらの多くは、比較的早期がんですが、時に腰痛などで来院した患者さんに骨転移がんとして見つかる場合もあります。
PSA検査などで前立腺がんが疑われたら、針生検を行い、確定診断します。 診断されたら、がんの悪性度、現在の病期(Stage)、患者の年齢等を考慮して、将来を予測しつつ治療方針を決めることになります。 前立腺がんの悪性度は、グリソンスコアという指標を用います。見つかったがん組織の悪性度合を低い方から1から5まで5段階に分類します。 採取したがん組織を部分毎に、1から5のスコアを振ります。全体を見て、一番広い範囲の悪性度と次に広い範囲の悪性度を足してスコアにします。 例えば、50%が3で、40%が4,10%が5であったとすると、3+4=7となります。 病期分類は、触診で分からない小さながんがT1、前立腺にとどまるがんがT2、前立腺被膜を越えるものがT3です。
治療法としては、監視療法、全摘手術のほか、放射線外照射・放射線内部照射・重粒子線照射・高密度超音波などの局所根治治療、 全身治療としてはホルモン治療、抗がん剤治療などがあります。
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外来診療表